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細菌病:牛
提供: 獣医志Wiki
目次
- 1 牛の出血性敗血症(法)
- 2 牛のヨーネ病(法)
- 3 牛の炭疽(法)(人獣)
- 4 牛の結核病(法)(人獣)
- 5 牛のブルセラ病(法)(人獣)
- 6 牛の気腫疽(届)
- 7 牛カンピロバクター症(届)
- 8 牛のレプトスピラ症(届) (人獣)
- 9 牛のサルモネラ症(届) (人獣)
- 10 牛の悪性水腫(人獣)
- 11 牛ノカルジア症(人獣)
- 12 デルマトフィルス症(人獣)
- 13 伝染性角結膜炎
- 14 牛のアクチノバシルス症
- 15 放線菌症
- 16 牛のエンテロトキセミア
- 17 牛の乳房炎
- 18 子牛の大腸菌性下痢
- 19 牛のヒストフィルス・ソムニ感染症
- 20 牛の壊死桿菌症
- 21 リステリア症
- 22 牛の膀胱炎・腎盂腎炎
- 23 生殖器感染するもの
- 24 血尿・出血・血便を示す感染症
- 25 神経症状を呈するもの
- 26 顔貌に異常をきたすもの
- 27 下痢の種類
牛の出血性敗血症(法)
牛のヨーネ病(法)
牛の炭疽(法)(人獣)
牛の結核病(法)(人獣)
牛のブルセラ病(法)(人獣)
牛の気腫疽(届)
牛カンピロバクター症(届)
牛のレプトスピラ症(届) (人獣)
牛のサルモネラ症(届) (人獣)
牛の悪性水腫(人獣)
牛ノカルジア症(人獣)
デルマトフィルス症(人獣)
伝染性角結膜炎
牛のアクチノバシルス症
放線菌症
牛のエンテロトキセミア
牛の乳房炎
子牛の大腸菌性下痢
牛のヒストフィルス・ソムニ感染症
牛の壊死桿菌症
リステリア症
牛の膀胱炎・腎盂腎炎
生殖器感染するもの
病名 | 発生時期 | 補足 |
---|---|---|
ブルセラ病(法)(人獣) | 7~8月後期 | 雄に症状なし |
カンピロバクター症(届) | 散発的 | 雄に症状あり |
牛の流産・不娩症 | 7~8月後期 | |
コクシエラ症(人獣) | ||
ネオスポラ症(届) | 3-8月 | |
トリコモナス症(届) |
血尿・出血・血便を示す感染症
- レプトスピラ症
- 血色素尿→尿遠心しても低分子のため沈下しない。沈渣に赤血球認められない。
- 血色素が血中に多量にあるので黄疸
- 牛の膀胱炎・腎盂腎炎
- RBC尿なので尿遠心すれば、多量の赤血球が認められる。
神経症状を呈するもの
- ジステンパー
- 破傷風菌
- リステリア
- ヒストフィルス・ソムニ感染症
顔貌に異常をきたすもの
- 伝染性角結膜炎
- 牛のアクチノバチルス感染症
- 放線菌症
- 牛の下顎がはれる。Actinomyces bovis
- 顕微鏡的に菌体のまわりに棍棒状のものが複数放射状にみえる。=ロゼット形成
- 皮膚糸状菌
- 牛の趾乳頭腫症
- トレポネーマ様らせん菌(Treponema brennaborense)
- イチゴ状の発疹or丘疹。グラム陰性PCRで遺伝子を特定する。
- デルマトフィルス症
- 菌糸がのび、その分節が遊走糸として動く。この遊走糸は病変部から生食の5%CO2の条件で浮上するため分離が可能。
- β溶血をおこし、褐色の固着性のあるコロニーを形成
- 皮膚糸状菌症
- 臨床徴候→痂皮、胞子、菌糸
下痢の種類
病名 | 好発年齢 | 下痢の種類 | 発熱 | 抗生物質 |
---|---|---|---|---|
ヨーネ病 | 成牛 | 水様性下痢 | - | - |
サルモネラ | 6ヶ月以内から成牛まで | 粘血便 | + | + |
E.coli | 2週齢 | 酸臭、ペースト状 | - | + |
Eimeria | 離乳から6ヶ月 | 血便 | - | -(サルファ剤) |
クリプト | 4週齢以内 | オレンジ色 | - | - |