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カルベジロール

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心不全においてβブロッカーはかつて禁忌とされていた、しかし作用機序参照だが心拍数の調節をし心臓の負担を軽減する目的でしようされる。生理学的に正しい、ただ報告がそこまで多くないので使用は自己責任。人からの外挿も人は虚血性心疾患がおおくあてにならないので今後確立されていくべき薬剤である。

薬品名

カルベジロール(英:Carvedilol)第三世代のβブロッカー

商品名

  • アーチスト(第一三共)

適応

慢性心不全 MR 大動脈狭窄 猫のHCMやRCM

薬の作用機序

  • β遮断薬(αも遮断
  • 心不全では代償的に交感神経が賦活化されている、よって心拍数をあげるリアクションが起こるがβ受容体のダウンレギュレーションがおこり、血中エピネフリンが常時上昇することになる。このことは予後に非常に悪影響を与えるために本剤は用いられる。


αも遮断するためβ受容体の再アップレギュレーションはおこらない(と考えられている)

  • Ca2+チャネルの一部を阻害し、NOやプロスタグランジンに作用し血管拡張を促進
  • フリーラジカルの補足作用

薬用量

陽性変力作用を防ぐため必ず低用量から使用する

動物種 薬用量 注意項目
0.1〜1 mg/kg SID-BID 低用量からスタートしましょう
0.1〜0.4 mg/kg
mg/kg
    • 食欲不振・テンション低下・低血圧

注意事項

  • 動物種ごとに分けずに記載
  • 特定の動物種や品種におこる事象はその種類を( )で記載

毒性

代謝

その他

ビンプロロールもβ遮断薬である プロプラノロール、アテノロール