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鶏マイコプラズマ病

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実質家きんのマイコプラズマ滑膜炎と同じです。どちらで診断しても届出伝染病であることに変わりありません。


病名

原因

伝播・疫学

症状(臨床・病理)

・診断

・グラム染色性

・類症鑑別

予防・治療

重要事項

その他メモ

和名:

鶏マイコプラズマ病(呼吸器マイコプラズマ病)

和名:

感染様式:

介卵伝達(in egg)による垂直感染直接接触や飛沫咳吸入による気道感染などの水平感染

臨床:

マイコプラズマ単独感染では不顕性だが、大腸菌などの混合感染により、慢性呼吸器障害(鼻汁・流涙、くしゃみ、肺炎)を起こす

診断:

NAD(V因子)添加マイコプラズマ用培地に、眼窩下洞や気嚢の滲出液を用いて分離培養。

血清学的診断は急速凝集反応、HI反応、ELISA

予防:

不活化・生ワクチン、衛生管理

マイコプラズマ感染による眼窩下洞炎、気管炎、気嚢炎、肺炎などの総称をマイコプラズマ病と呼ぶ

予後:

採卵鶏は性成熟の遅れ、育成率・産卵率の低下

世界:

世界各地で発生

急性:

日本:

あり

慢性:

グラム染色性:

多形性、目玉状コロニー

英名:

英名:

Mycoplasma gallisepticum、M.synoviae

宿主:

病理:

鼻腔、眼窩下洞、機関、肺に多量の粘液またはカタル性滲出液がみられ、後期にはチーズ様滲出物が出現。

呼吸器全体にわたってリンパ濾胞の過形成

類症鑑別:

治療:

抗菌剤(ニューキノロン系)の投与