北野成昭(キタノナルアキ) 作『獣医志Wiki』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
馬モルビリウイルス肺炎
ヘンドラウイルス感染症もしくはヘンドラウイルス肺炎は現在名称の改正を考えられており、将来的には馬モルビリウイルス肺炎は教科書から改名されなくなるかもしれない→現在モルビリウイルス肺炎として扱われている。(馬モルビリウイルス肺炎)
ヘニパウイルスはヘンドラ+ニパウイルスの頭文字 RT-PCR。免疫染色。ウイルスは血球凝集能,ノイラミニダーゼ反応。
病名 |
原因 |
伝播・疫学 |
症状(臨床・病理) |
診断・類症鑑別 |
予防・治療 |
重要事項 |
その他メモ |
和名: 馬モルビリウイルス肺炎(届) (人獣) (ヘンドラウイルス感染症orヘンドラウイルス肺炎) |
和名: モノネガウイルス目パラミクソウイルス科パラミクソウイルス亜科へニパウイルス へニパウイルス |
感染様式: コウモリ(オオコウモリ)がレゼルボアと考えられている。 接触感染 経気道感染(?) |
臨床: 高熱、呼吸困難を主徴とし、高い致死率 人ではインフルエンザ様症状を示し、死ぬ事もある。 運動失調,顎・四肢・包皮の浮腫,軽い黄疸。末期には大量の泡沫を鼻から流出。 |
診断: ウイルス分離(肺、脾、腎)からVero細胞 中和抗体の検出 ワクチンはなし |
予防: なし |
オオコウモリを介した高熱,呼吸困難を主徴とした高い致死率の疾病 |
|
世界: オーストラリア(1994年に発生) |
急性: |
||||||
日本: 発生なし |
慢性: |
血清学的診断: 中和テスト,間接蛍光抗体法が可能。 |
|||||
英名: equine morbillivirus pneumonia (Hendra virus infection) |
英名: Paramyxoviridae, Paramyxovirinae, Henipavirus |
宿主: 馬,コウモリ、人 |
病理: 血管病変に水腫が見られる。 合胞体形成をする |
類症鑑別: アフリカ馬疫,馬インフルエンザ,馬ウイルス性動脈炎 |
治療: なし |