北野成昭(キタノナルアキ) 作『獣医志Wiki』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
膿胸
提供: 獣医志Wiki
- 膿胸(PyoThorax もしくは Empyema)
- 化膿性胸膜炎である。胸腔内に膿が溜まること(蓄膿症)。胸部における食道穿孔でおこったりする。
猫
ケンカ傷で起こることがおおいとされているが、食道穿孔や、慢性の呼吸器疾患の延長でおこっている事もある。 食欲不振だが外傷がない状態できたりしているので初診で分からない事もあるが、呼吸が速いや外猫である事→エックス線とりましょうと言う発想をもっているといいかもしれない。必ずしも大量に蓄膿しているわけではなく、WBCの上昇もないことがある(ウイルス的な意味で)。 ところで猫が横たわって右をしたにしたり左をしたにしたりする行動みたとき肺に何かしらの影響あるのかもと勘ぐってみるといいかもしれない。
抗生物質の選択について
腸管穿孔同様好気性菌と嫌気性菌の混合感染が考えられるため→リンコマイシンとクリンダマイシンが第一選択薬(うさぎ、ハムスター、モルモット、馬は使用してはだめ)
呼吸性アシドーシス
病理学のページ→気管支・肺:病理学を参考にしてください。無気肺が結果起こります。
- 肺胞レベルでの換気定価→呼吸中枢の刺激
- 上記より麻酔のリスクややたかめ(だがドレーン設置試みたい?)