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「膿胸」の版間の差分
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*感受性をだして確実に効く抗生剤を使用する。 | *感受性をだして確実に効く抗生剤を使用する。 | ||
− | *ドレーンは有効なのは確かなんだが、デメリットを超えるメリットがあるかを予測しづらい( | + | *ドレーンは有効なのは確かなんだが、デメリットを超えるメリットがあるかを予測しづらい(SAメディスンの教科書には必須だとしてあるがそうは思えないケースもあった) |
+ | *敗血症やショック状態に陥り低体温等示している時はドーパミンのCRI流しています。 |
2015年8月10日 (月) 01:13時点における最新版
- 膿胸(PyoThorax もしくは Empyema)
- 化膿性胸膜炎である。胸腔内に膿が溜まること(蓄膿症)。胸部における食道穿孔でおこったりする。臨床上急性に症状をでることはあまりなく、潜在的で進行してからでないと症状がはっきりしない事がおおい
臨床症状(参考程度)
- 運動不耐性
- 食欲不振
- ケンカをする
- 食道穿孔の履歴
- 抗生物質に反応する
猫
ケンカ傷で起こることがおおいとされているが、食道穿孔や、慢性の呼吸器疾患の延長でおこっている事もある。 食欲不振だが外傷がない状態できたりしているので初診で分からない事もあるが、呼吸が速いや外猫である事→エックス線とりましょうと言う発想をもっているといいかもしれない。必ずしも大量に蓄膿しているわけではなく、WBCの上昇もないことがある(ウイルス的な意味で)。 ところで猫が横たわって右をしたにしたり左をしたにしたりする行動みたとき肺に何かしらの影響あるのかもと勘ぐってみるといいかもしれない。
抗生物質の選択について
- 腸管穿孔同様好気性菌と嫌気性菌の混合感染が考えられるため→リンコマイシンとクリンダマイシンが第一選択薬(うさぎ、ハムスター、モルモット、馬は使用してはだめ)
アモキシシリンとメトロニダゾールの併用もいいとされる
- 管理人の経験だとアンピシリン反応しない→セフェム系ためしてみる→チエナムをいれると言うながれでチエナムは安定している気がしています。--Geshtalt (トーク) 2015年8月10日 (月) 00:31 (JST)
呼吸性アシドーシス
病理学のページ→気管支・肺:病理学を参考にしてください。無気肺が結果起こります。
- 肺胞レベルでの換気定価→呼吸中枢の刺激
- 上記より麻酔のリスクややたかめ(だがドレーン設置試みたい?)
治療
- 胸腔内の膿を抜くことが必要です。肺が膨らむスペースが必要。
- 滅菌生理食塩水をあたためて洗浄をすることは有効(実際にこれで復活した経験沢山あり)
- 感受性をだして確実に効く抗生剤を使用する。
- ドレーンは有効なのは確かなんだが、デメリットを超えるメリットがあるかを予測しづらい(SAメディスンの教科書には必須だとしてあるがそうは思えないケースもあった)
- 敗血症やショック状態に陥り低体温等示している時はドーパミンのCRI流しています。