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「犬ヘルペスウイルス病」の版間の差分
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2016年2月3日 (水) 05:30時点における版
病名 |
原因 |
伝播・疫学 |
症状(臨床・病理) |
診断・類症鑑別 |
予防・治療 |
重要事項 |
その他メモ |
和名: 犬ヘルペスウイルス感染症 |
和名: 犬ヘルペスウイルス1 |
感染様式: 感染犬の口・鼻・腟分泌物中のウイルスが経口・経鼻・経腟感染。 胎盤・産道感染(死産、生後直死) 不顕性感染犬での(三叉神経節)神経節への潜伏感染あり。 |
臨床: <移行抗体をもたない新生子犬> 1カ月齢未満の子犬にのみ重篤な症状。 移行抗体のない新生犬に感染すると黄緑色の軟便に始まり, 呼吸困難, 腹痛, 食欲不振。 嘔吐 |
診断: ウイルス分離:病変部から採材し犬腎で培養。CPE→FA 抗体検出:HI,NT,ELISA |
予防: 日本にはワクチンはなし。衛生管理が重要。 |
1.新生犬の全身性出血性感染症 2.新生犬での死亡率は高いが4週齢以上の犬では呼吸器疾患や生殖器疾患を起こすが,重篤ではない |
ヘルペスウイルスなので三叉神経に潜伏感染 Kennel coughの一因 猫ヘルペスウイルス1と抗原交差あり 潜伏期:3~5日程度 |
世界: 世界中に広く分布 |
予後: 生犬での経過は短く,症状が出て1~2日以内に大半は死亡。 4週齢以上の子犬では軽度の鼻炎,咽頭炎,膣炎を引き起こすのみ。 |
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日本: あり |
子犬: くしゃみ・水様性鼻汁 |
血清学的診断: |
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英名: canine herpesvirus infection |
英名: Herpesviridae Alphaherpesvirinae Varicellovirus |
宿主: 犬科動物 |
病理: 腎臓、肝臓、肺の点状出血と巣状壊死 死亡した犬の腎・肺・肝・腸管などに斑状出血と巣状壊死。 壊死巣周辺の細胞に好酸性または好塩基性核内封入体 |
類症鑑別: |
治療: 治療法はない。対処療法のみ。(不確定情報:インターフェロン療法で予防可能?しかし現実的ではない) |