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牛伝染性鼻気管炎
病名 |
原因 |
伝播・疫学 |
症状(臨床・病理) |
診断・類症鑑別 |
予防・治療 |
重要事項 |
その他メモ |
和名: 牛伝染性鼻気管炎 |
和名: 牛ヘルペスウイルス1型 |
感染様式: 鼻汁・涙・生殖器の分泌物中のウイルスが経気道感染, 生殖器感染 |
臨床: 発熱(41~42℃,稽留),流涎,鼻粘膜の充血と膿疱形成,鼻漏(初期は漿液性,後に粘液性・膿性),咳,呼吸困難(喘鳴音),角結膜炎,流産,包皮炎,腟炎,腸炎。 乳牛では突然の乳量低下。脳炎は牛ヘルペスウイルス5型に起因。 |
診断: 鼻汁などの病変部のぬぐい液を牛腎または精巣由来細胞に接種してウイルス分離。鼻腔・結膜・生殖器の塗抹標本からのウイルス抗原検出(FA)。PCRによる遺伝子診断。 |
予防: 生ワクチン・不活化ワクチン接種 |
1.粘液性から化膿性の鼻漏を伴う上部呼吸器症状と結膜炎を主徴とし,流産,髄膜脳炎,下痢および乳量の低下などのさまざまな症状 2.神経節に潜伏感染し,ストレスなどで再活性化 3.集団飼育で多発 |
潜伏期:3~8日。病型により異なる。 |
世界: 世界各地 |
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日本: あり |
血清学的診断: 中和テスト,HI反応,ELISA |
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英名: infectious bovine rhinotracheitis |
英名: Herpesviridae, Alphaherpesvirinae, Varicellovirus |
宿主: 牛,水牛 |
病理: 呼吸器や生殖器粘膜に限局性の壊死病変。二次感染で気道に偽膜形成。感染初期の上部気道感染細胞にCowdryのA型核内封入体。流産胎子には肝臓などの諸臓器に微細な壊死斑。 |
類症鑑別: 牛のパラインフルエンザ,牛流行熱,牛RSウイルス病,牛アデノウイルス病 |
治療: 対症療法。細菌の二次感染による気管支肺炎予防に抗生剤の投与。 |