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伝染性気管支炎

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  • infectious bronchitisからIBと省略されて記述されていることがある。
  • EDS-76、NDV、IB、高病原性トリインフルエンザは異常卵を生むのでセットで抑える
  • 語呂「ナムコキャッスルで揖斐さん奮えん。異常じゃん(異常卵)」
  • 語呂の痛々しい解説→ナムコキャッスルでは代々揖斐さんが城に振戦な卵を提供してきた。しかし昨今の感染の猛威によって正常な卵が作れなくなってしまった。「( ^ω^)奮えん・・・」そうやる気を無くす程揖斐さんは疲れ果てていた。ところでキャッスルになんで日本人いんの?って突っ込んだあなたはリアリストですね。


病名

原因

伝播・疫学

症状(臨床・病理)

診断・類症鑑別

予防・治療

重要事項

その他メモ

和名:

伝染性気管支炎

和名:

鶏の

伝染性気管支炎ウイルス

感染様式:

経気道感染。

大部分は不顕性感染。

年齢、品種、性別に無関係。

臨床:

呼吸器症状(開口して呼吸、呼吸時に異常音)

下痢、

産卵率の急激な低下・奇形卵(卵巣に親和性をもつウイルスのため)

無産卵鶏→若鶏の場合卵管の発育が悪くなる

診断:

肺・腎臓の乳剤→発育鶏卵→胎児にカーリング(矮小化)

封入体形成はない

抗体測定:中和試験

予防:

生・不活化ワクチンあるが、抗原変位を起こしやすいので難しい

1.急性呼吸器性疾病で呼吸器の他,腎臓,生殖器にも障害

2.抗原性の異なるウイルス株が多数存在→裏を返せば予防しにくい

ウイルス自体は腎臓と卵巣に親和性

世界:

世界各地

日本:

あり

血清学的診断:

英名:

infectious bronchitis

英名:

Coronaviridae

Coronavirus

3群

(抗原変位しやすい)

宿主:

病理:

輸卵管の萎縮。

間質性腎炎(これで雛は結構死亡)

気管の点状出血

異常卵胞→卵墜(卵がお腹で落ちて行く)で腹膜炎

類症鑑別:

ニューカッスル病(肺脳炎型),伝染性コリーザ,伝染性喉頭気管炎,鶏痘の粘膜型

治療:

なし