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リフトバレー熱

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  • 牛、めん羊、山羊において法定伝染病
  • 病理学的に肝の巣状凝固壊死が特徴


病名

原因

伝播・疫学

症状(臨床・病理)

診断・類症鑑別

予防・治療

重要事項

その他メモ

和名:

リフトバレー熱

和名:

リフトバレー熱ウイルス。

バイオセフティーレベル4に指定

感染様式:

蚊による伝播,感染動物の血液などの直接接触

臨床:

発熱,食欲不振,下痢血便,粘液膿状の鼻汁,流産

診断:

ウイルスの分離→特異抗体による中和,CF,ELISA

予防:

流行地域では不活化ワクチンと生ワクチンを接種


潜伏期短い(3日以内)

予後:羊成獣で20~60%,子羊で90%,子牛・成牛で10~30%

世界:

アフリカ,中近東

急性:

日本:

なし

慢性:

血清学的診断:

中和テスト,CF反応,HI反応,ELISAなど

英名:

Rift Valley fever

英名:

(Bunyaviridae, Phlebovirus)

宿主:

めん羊,山羊,牛,水牛,ラクダ

病理:

肝細胞の破壊,脾臓の腫大,腸管と漿膜下組織の出血

類症鑑別:

ブルータング,ナイロビ羊病など

治療:

患畜・疑似患畜はまん延防止のため必要のある場合に殺処分。