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インターキャット
†本ページは獣医師北野が経験した症例や他の獣医師の使用感を聞いたまとめです。信憑性は別にしてこう言うプロトコールもあるんだな程度に見てください
- インターキャット
- インターフェロンの一種。IFN-ω(猫のたまたま) 抗ウイルス作用があり、種特異性が低い(つまり犬パルボにも・・・)
目次
各ウイルスに対する使用方法
インターキャットは基本SCで注射しています。例外がある場合IVかIMと記述しています。
予防:院内感染予防やワクチン未接種の子達に 軽度:症状が初期の場合(オーナーが気付いていない場合) 中程度:臨床症状がでており、オーナーが元気がないかな?と感じるレベル 重度:やばい。レベル
カリシウイルス(良く効く)
口内炎を誘導している場合のカリシウイルスは別記口内炎を参照してください。
- 予防
- 50KU/ml 抗生物質点眼に入れる。点眼点鼻TIDで使用する。インターキャット点眼は多頭飼いの飼い主にも経済的に優しく効果もまあまあある。
- 軽度
- 1MU/headまずこれで反応見る
中程度:3MU/head連日3日 重度:2.5MU/kgIVかIM連日5日
ウイルス性鼻気管炎(効く)
そこそこ効く。細菌感染コントロールできていないと反応があまり無いように感じる。鼻汁のスワブを感受性にかけて必ず効く抗生物質を調べる。(中程度以上の場合) 予防・軽度:50KU/ml 抗生物質点眼に入れる。TIDで使用する。インターキャット点眼は多頭飼いの飼い主にも経済的に優しく効果もまあまあある。猫風邪でとりあえず出しておくとよく治るので飼い主さんとの信頼関係が強くもてる。FIV・FeLVでの日和見感染防止で個人的に使っている
- 中程度
- 3MU/head隔日3回。
- 重度
- 3MU/head連日5回IV
汎白血球減少症
予防・軽度:1MU/head 中程度 重度
猫伝染性腹膜炎
重症の場合
- 薬用量
- 1MU/kg SC
- 3匹に1匹はあまり効いていない?
- ステロイド併用推奨(2mg/kg)→インターフェロンの免疫賦活化のトレードオフだが
- 胸水・腹水は抜かない(理屈はPLEと同様)
-
- 1MU/kg SC
- 予防;50KU/ml 抗生物質点眼に入れる。TIDで使用する。インターキャット点眼は多頭飼いの飼い主にも経済的に優しく効果もまあまあある。
- 軽度
- 1MU/head
- 中程度
- 重度
- 5MU/head IP→延命自体には効果あるが救命は??
- 重度その2
- 1MU/kg()
FIV
予防:? 軽度・中程度・重度:1MU/head
FeLV
軽度・中程度:1MU/head 重度:3MU/head
猫免疫不全ウイルス感染症
予防 軽度 中程度 重度
口内炎
予防・維持:マキシガード 軽度 中程度:3~10MU/head 重度:10MU/head
ジステンパーウイルス
予防:3MU/head 軽度:1~3MU/head 中程度:1~6MU/head 重度:3~6MU/head
パルボウイルス
予防:3MU/head 軽度:1~3MU/head 中程度:1~3MU/head 重度:1~3MU/head