クリエイティブ・コモンズ・ライセンス北野成昭(キタノナルアキ) 作『獣医志Wiki』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。

アラセプリル

提供: 獣医志Wiki
移動: 案内検索

薬品名

アラセプリル(Alacepril)

商品名

  • アピナック(大日本住友)
  • セタプリル(大日本住友)

適応

薬の作用機序

  • アラセプリルは脱アセチル化されデアセチルアラセプリルになる
    • デアセチルアラセプリルはフェニルアラニンを遊離して遊離カプトプリルに変換される。→デアセチルアラセプリルはカプトプリル供給体としても機能している
    • デアセチルアラセプリルは交感神経を直接抑制し血管を拡げる

半減期について

*あくまで半減期について添付文書を読んだ管理人の理解です

  • カプトプリルの正味の半減期は一時間だが、デアセチルアラセプリルに代謝された後にタンパク質と結合して緩徐に代謝されていくためにカプトプリルとして約5時間の半減期と考えられる

薬用量

動物種 薬用量 注意項目
1~3 mg/kg SIDか2分与
mg/kg
mg/kg
  • 動物種ごと
    • 各動物種の補足事項

注意事項

  • 乳汁移行あり
  • 特定の動物種や品種におこる事象はその種類を( )で記載

毒性

代謝

その他

  • カリウム保持性利尿剤と併用しない
  • 急性毒性:LD50 >1600mg/kg
  • NSAIDsの併用で効果が減弱する可能性あり