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2016年2月11日 (木) 20:17
主に馬・豚・犬に発生し、反芻獣には稀。雄畜に多発。 【原因】先天性要因として内鼠径輪が広すぎることが挙げられる。後天性要因としては、怒責等
による腹圧上昇や、雄畜の交尾時の踏ん張りなどによる。去勢時に精索を過度に牽引す
ると、術後の怒責により発生することがある。 【症状】先天性のものは嵌頓症状を伴わないのが普通。後天性のものの多くは、片側性で小腸・
大網が多く、ヘルニアを生じた側の後肢を開帳して、外弧歩様を呈し運歩は渋滞する。 初期に確実に診断するには直腸検査が有効。ヘルニア内容が腸管の場合は腸閉塞の症状 を呈する。
【治療】先天性のものは自然治癒を待つ。圧迫により環納でき再発したものは予後不良。嵌頓ヘ ルニアは早期に手術し、同時に去勢を行う。
<html><img src="https://farm2.staticflickr.com/1586/24335680653_0cb748d600_z.jpg" width="640" height="417" alt="鼠径輪"></a></html>