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+ | #非常に強い骨髄抑制を有す割には敗血症になりにくい | ||
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+ | #治療効果発現まで時間かかる(2週間くらいみておく) | ||
+ | #早期に発見された肝毒性は可逆性 | ||
+ | #放射線治療との併用は禁忌(→組織球肉腫) | ||
+ | #催奇形性・発癌性強い | ||
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2016年4月6日 (水) 00:18時点における最新版
薬品名
ロムスチン(英):LOMUSTINE (CCNU)
薬の作用機序
- DNAとRNAのアルキル化(他のアルキル化薬と交差耐性を示さない)。
- 脂溶性のため脳腫瘍に有効性が認められている
薬用量
動物種 | 薬用量 | 注意項目 |
---|---|---|
犬 | 60-90 mg/m2 | 2-6週ごと |
猫 | 50(-60) mg/m2 | 6週ごと |
… | mg/m2 | … |
- 猫の別のプロトコールとして10mg/m2を3週ごとにする方法もあり
適応
- 組織球肉腫(放射線併用)
- 中枢神経系腫瘍
- 肥満細胞腫
- 悪性組織球症
- 皮膚型リンパ腫
代謝
- 経口から完全に吸収
- 高脂溶性→BBB通過する
注意事項
- 肝腎疾患のある症例には用量の減量を考慮
商品名
毒性
- 骨髄抑制、肝・腎毒性
- 蓄積性に血小板減少症が認められる(塗抹チェック必要かも)
代謝
- 肝代謝 活性代謝物は腎より排泄。
その他
- 非常に強い骨髄抑制を有す割には敗血症になりにくい
- 蓄積性の骨髄抑制に注意→CBCチェックをこまめに
- 治療効果発現まで時間かかる(2週間くらいみておく)
- 早期に発見された肝毒性は可逆性
- 放射線治療との併用は禁忌(→組織球肉腫)
- 催奇形性・発癌性強い