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「肺血流:肺循環」の版間の差分
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2016年2月13日 (土) 05:27時点における最新版
- 右心室 ⇒ 肺動脈 ⇒ 肺(肺毛細血管) ⇒ 肺静脈 ⇒ 左心房
- この血流の調節は肺動脈の平滑筋に依存。平滑筋の量に種差あり。
- 成ブタ・ウシ
- 厚い中膜筋層をもつ
- ウマ
- 少なめの筋層
- ヒツジ・イヌ
- 単に薄い筋層があるのみ
- 肺血管圧
- 肺動脈圧 ・・・ 平均15mmHg 差が小さい
- 肺静脈圧 ・・・ 平均5mmHg = 血管抵抗が小さい
肺循環と体循環の血流量は等しいので、肺循環の抵抗を小さくして血流を保つよう維持されている。そのため、右心房の負担は小さくなっている。
肺の血管平滑筋の調節因子
- 神経性因子
- 交感神経性支配 … 血管収縮 NEがα‐アドレナリンRを活性化
- 副交感神経性支配 … Ach放出 肺血管抵抗に殆ど影響を示さない
- 液性因子(化学的仲介物質)
ex)Ach、ブラジキニン ; 血管内皮細胞からNO,PG放出させる→血管弛緩
- 運動時、酸素要求を満たすため、心拍出量が増加 →その血量の全てが肺循環を通過し、酸素を獲得 →血流増加に対応して血管拡張・血管抵抗低下
ウマでは運動時にとりわけ血管内圧が上昇(90mmHg) 肺毛細血管から赤血球を漏出させる = 運動誘発性肺出血