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プロスタグランジンF2α

610 バイト追加2017年11月3日 (金) 12:53
本剤は大動物・小動物共に人工流産に用いられる。現場ではジノプロストと呼ばれている事が多い。主に黄体退行作用を応用して臨床で使われる
*また緊急性の低い子宮蓄膿症に用いられるが現在ではあまり積極的に用いられていない(使用経験がないで本剤を使うとピットホールに引っかかる)
*一般に分娩誘起や人工流産にはPGF2αと副腎皮質ホルモンが併用される。
*PGF2α製剤としてはジノプロスト、クロプロステロール、副腎皮質ホルモンとしてはデキサメサゾン、フルメサゾンが筋注で用いられる。
*オキシトシンについては、馬の分娩誘起に使用する。
 
== 薬品名 ==
ジノプラスト・ジノプロスト
鳥類の卵秘(卵づまり)→ペンギンにも使えました
== 薬の作用機序 ==
*1循環系に対する作用:一般には血管収縮. *2平滑筋に対する作用:子宮平滑筋・気管支平滑筋・消化管平滑筋の収縮. *3内分泌系に対する作用:黄体退行,プロジェステロン減少*子宮内膜と筋層と卵巣で合成される。オキシトシンと異なり発情周期や妊娠時期に関係なく収縮を誘発させる事ができる
== 薬用量 ==