北野成昭(キタノナルアキ) 作『獣医志Wiki』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
クロラムブシル
提供: 獣医志Wiki
用量については体表面積を参照
- 細胞周期非依存性
- 冷蔵保存
- 猫でアザチオプリンが使いにくいため本剤を代替として用いられる
薬品名
- クロラムブシル(英):Chlorambucil
商品名
- Leukeran
薬の作用機序
DNAのグアニンと結合してDNAをアルキル化
薬用量
動物種 | 薬用量 | 注意項目 |
---|---|---|
犬 | 0.1-0.2mg/kg 隔日 | (24-48hr毎でも可) |
猫 | 15mg/m2(4mg/head)SID4日間後3日休薬 | … |
… | mg/m2 | … |
適応
- 高分化型リンパ腫
- SLE
- 肢端皮膚炎
- 免疫介在性血液疾患
- 免疫抑制剤としての使用→我が国ではアトピカに地位奪われているか?
- 一応肥満細胞腫に対する効果が確認されている→SA Medicine(猫)
- 猫のIBDや小細胞性リンパ腫(SCLSA)→犬は報告見たことがないので猫のとしています
- 海外の先生は特発性口内炎に使用している様だが本邦では報告ないので。。。
- 猫の慢性多発性進行性関節炎→ステロイドに反応しなかったら検討する程度
注意事項
- 胆汁うっ滞性肝疾患(猫)
毒性
副作用(発生頻度無視)
代謝
その他
- 食事と摂取すると吸収が不安定になる可能性がある
2-4week毎にCBCを推奨する