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「クロラムブシル」の版間の差分

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| 犬 || 0.1-0.2mg/kg  隔日||(24-48hr毎でも可)
 
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== 適応 ==
 
== 適応 ==
 
*高分化型リンパ腫
 
*高分化型リンパ腫

2016年4月5日 (火) 23:46時点における最新版

用量については体表面積を参照

  • 細胞周期非依存性
  • 冷蔵保存
  • 猫でアザチオプリンが使いにくいため本剤を代替として用いられる

薬品名

  • クロラムブシル(英):Chlorambucil

商品名

  • Leukeran

薬の作用機序

DNAのグアニンと結合してDNAをアルキル化

薬用量

動物種 薬用量 注意項目
0.1-0.2mg/kg 隔日 (24-48hr毎でも可)
15mg/m2(4mg/head)SID4日間後3日休薬 リンパ球プラズマ細胞性腸炎の場合は2mg/m2でSID(症状見ながら漸減)
mg/m2

適応

  • 高分化型リンパ腫
  • SLE
  • 肢端皮膚炎
  • 免疫介在性血液疾患
  • 免疫抑制剤としての使用→我が国ではアトピカに地位奪われているか?
  • 一応肥満細胞腫に対する効果が確認されている→SA Medicine(猫)
  • 猫のIBDや小細胞性リンパ腫(SCLSA)→犬は報告見たことがないので猫のとしています
  • 海外の先生は特発性口内炎に使用している様だが本邦では報告ないので。。。
  • 猫の慢性多発性進行性関節炎→ステロイドに反応しなかったら検討する程度

注意事項

  • 胆汁うっ滞性肝疾患(猫)

毒性

副作用(発生頻度無視)

代謝

その他

  • 食事と摂取すると吸収が不安定になる可能性がある

2-4week毎にCBCを推奨する