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「カテゴリ:胃酸分泌抑制薬」の版間の差分
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;プロトンポンプ遮断薬(壁細胞の H+/K+ポンプ遮断):[[オメプラゾール]] | ;プロトンポンプ遮断薬(壁細胞の H+/K+ポンプ遮断):[[オメプラゾール]] | ||
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− | シメチジン、ラニチジン、オメプラゾールはP-450を抑制する | + | シメチジン、ラニチジン、オメプラゾールはP-450を抑制する<br /> |
+ | よって局所麻酔薬などの使用の際排泄が遅延され、毒性を高める<br /> | ||
+ | この点は二次診療施設でたまに事故が起こって担当医自身も気付いていないことを現場で見かけるので注意してください。<br /> | ||
+ | またシクロスポリンはP450で代謝されるためシメチジン、ケトコナゾール、シメチジン、フェノバルビタールなどとの併用で血中濃度があがる | ||
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== H2ブロッカーの強さ == | == H2ブロッカーの強さ == | ||
ファモチジン>ラニチ ジン=ニザチニン,シメチジン | ファモチジン>ラニチ ジン=ニザチニン,シメチジン |
2017年5月21日 (日) 18:26時点における最新版
- コリン作動性効果遮断薬
- プロパンテリン
- M1 受容体遮断薬
- ピレンゼピン
- 抗ガストリン薬
- プログルマイド
- H2 受容体遮断薬
- シメチジン、ファモチアジン
- プロトンポンプ遮断薬(壁細胞の H+/K+ポンプ遮断)
- オメプラゾール
p-450
シメチジン、ラニチジン、オメプラゾールはP-450を抑制する
よって局所麻酔薬などの使用の際排泄が遅延され、毒性を高める
この点は二次診療施設でたまに事故が起こって担当医自身も気付いていないことを現場で見かけるので注意してください。
またシクロスポリンはP450で代謝されるためシメチジン、ケトコナゾール、シメチジン、フェノバルビタールなどとの併用で血中濃度があがる
H2ブロッカーの強さ
ファモチジン>ラニチ ジン=ニザチニン,シメチジン
- ファモチジンはシメチジンの10倍ほどの効果があり作用時間も長い
ヒスタミン受容体
ヒスタミン受容体 |
H1 |
H2 |
作動薬 |
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拮抗薬 |
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