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「ウログラフィン」の版間の差分
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静脈性尿路 60%ウログラフィンを2~3ml/kg、IV | 静脈性尿路 60%ウログラフィンを2~3ml/kg、IV | ||
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2014年12月29日 (月) 03:44時点における版
本薬剤は人の医療事故が過去に起こっております。脊髄造影に脊髄造影用造影剤を使わずウログラフィンを用いる事は禁忌です
なぜならばイオン性モノマーはCSFの性状からかけ離れている浸透圧と粘稠性をもっているため(非イオン性モノマーでヨード含有率が低いものなら脳室・脳槽・脊髄腔造影で使用可)
薬品名
商品名
- ウログラフィン 76%製剤と60%製剤(アミドトリゾ酸ナトリウムメグルミン)
- ガストログラフィン(経口) 76%製剤 (アミドトリゾ酸ナトリウムメグルミン)
- アンギオグラフィン (アミドトリゾ酸メグルミン)
- アンギオコンレイ (イオタラム酸ナトリウム)
- コンレイ (イオタラム酸ナトリウム)
適応
- 交通事故後の尿管のチェック(ウログラフィン)
- 尿膜管遺残,尿膜管憩室(ウログラフィン)
- 膀胱腫瘍
- 膀胱壁肥厚
- 膀胱破裂
- 膀胱ヘルニア
薬の作用機序
薬用量
ガストログラフィンは2ml/kg (バリウムは消化管穿孔で使用できないためガストログラフィンが使用される、ヨード系なので浸透圧で水を引き込んで希釈される) 静脈性尿路 60%ウログラフィンを2~3ml/kg、IV
動物種 | 薬用量 | 注意項目 |
---|---|---|
犬・猫 | 排泄性造影:76%を 1ml/kg IV 逆行性造影:15-20%に調整し 5-10ml/kg 選択的心血管造影:80%, 0.5ml/kg IV 門脈造影:80%, 1-1.5ml/kgなど |
… |
- 動物種ごと
- 各動物種の補足事項
注意事項
- 動物種ごとに分けずに記載
- 特定の動物種や品種におこる事象はその種類を( )で記載
毒性
代謝
その他
膀胱造影法
- 造影剤
- 5~10%有機ヨード剤(ウログラフィンを精製水で希釈する)6~10me/kg
- 造影法
- 12~24時間絶食を行い、浣腸を行う。(尿管圧迫要素排除)
- カテーテルを膀胱内に入れへ完全に排尿させる。
- 造影剤6~10me/kgを注入し、下腹部二方向(VD,lateral)撮影する。
- 造影剤を出し、患者を左横臥位にし、だした造影剤の量と同量の空気を注入する。
- 下腹部のVD像、側面像を撮景 なお、静脈性尿路造影法についづいて、4から併用することもできる。
静脈性尿路造影法
- 造影剤
アミドトリソ酸メグルミン(アンギオグラフィン-日本シェーリング)
アミドトリソ酸ナトリウム・メグルミン(ウログラ フイン76%-日本シエーリング)
2~3mg/kg最大量90ml- 造影法
- 24時間の絶食を行い、浣腸を行う
- 膀胱三角部に圧迫帯をする
- 造影剤2.5mg/kgをすみやかに謝派静脈内投与する
- 投与直後10分後腹部VD像、側面像を撮影する
- 撮影後圧迫帯を解き、さらに10分後骨盤部のVD像、側面像の拙撮参を行う。