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2014年9月16日 (火) 23:00時点における版
ウイルス性出血熱
- ウイルス性出血熱:Viral Hemorrhagic Fever(VHF) ラッサ熱、マールブルグ病、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱を指す。感染して皮膚や内臓から出血する。ウイルス性の出血熱を示す疾病はあるが、ウイルス性出血熱と定められている物との違いは以下の特徴による。
特徴
- 限られた地域ーアフリカのサハラ砂漠以南に存在する。ただし、クリミア・コンゴ出血熱はアフリカ以外にも広く存在。
- 突発的な発熱、頭痛、咽頭痛を主症状とし、重症化すると出血により死に至る。
- 感染者の血液や体液、排泄物によりヒトからヒトに感染する。他の出血熱との鑑別点。
疾 患 名 |
原因ウイルス(科) |
宿 主 |
分 布 |
治療法 |
エボラ出血熱 |
Ebola virus(filovirus) |
不明 |
アフリカ中央部 |
対症療法 |
マールブルグ病 |
Marburg virus(filovirus) |
不明 |
アフリカ中央部 |
対症療法 |
ラッサ熱 |
Lassa virus(arenavirus) |
ネズミ (Mastomys sp.) |
西アフリカ一帯 |
リバビリン、免疫血清 |
クリミア・コンゴ出血熱 |
Crimean-Congo hemorrhagic fever virus(bunyavirus) |
哺乳動物とダニ |
アフリカ、東欧、中近東、 中央アジア、インド亜大陸、中国西部 |
リバビリン |