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過粘稠症候群
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本項目は多発性骨髄腫の項目の一部である。(多発性骨髄腫意外でも起こりうる)
- 過粘稠症候群
- 腫瘍化した形質細胞が免疫グロブリンの過剰産生を起こし血液の粘稠性が高まり、臨床症状を呈する事である。稀に赤血球の絶対数が激増したときにも起こる。以下に例を示す。おおまかに言えば血管系に影響を与え臨床症状に発展するケースが多いようだ。
- 意識障害
- 血液凝固阻害
- 出血傾向
原因
- 多発性骨髄腫、形質細胞種、リンパ系腫瘍、白血病などの腫瘍随伴症候群として認められる
- 慢性自己免疫疾患;SLE、慢性関節リウマチ等
- 多血症を引き起こすような右‐左シャント
- 多血症(>65%)
診断
- TPの上昇(>9g/dl)、Globの上昇(>5.0g/dl)
- 非再生性貧血、白血球減少、血小板減少