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ホルネル症候群

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[[Category:内科学]]
;ホルネル症候群:ホーナー症候群、Horner症候群などと記載されている場合もある。交感神経緊張の低下により第三眼瞼突出、下垂および縮瞳を伴う。

== 臨床症状 ==
*瞬膜の露出、縮瞳、眼裂の縮小、眼球陥没、眼瞼下垂など。
*疼痛はないが眼以外の疼痛を探る必要性はある
*中耳炎でホルネル症候群が引き起こされるのは、鼓室を通る交感神経線維(鼓室神経叢)が障害を受けるからである。
== 障害部位ごとに起こる症状の例 ==
<html><a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/geshtalt/25221920075/in/dateposted/" title="ホルネル症候群"><img src="https://farm2.staticflickr.com/1640/25221920075_fe3e6a16ff_z.jpg" width="640" height="360" alt="ホルネル症候群"></a></html>
;中枢障害:脳動脈の血栓症、脊髄の血腫、腫瘍、炎症など
;節前障害:胸部疾患(胸膜炎、肺炎、気胸、前縦隔リンパ腫など) 頚部疾患(甲状腺腫、鼻咽頭腫瘍、リンパ腫、頚部の外科的処置や窒息など)
;節後障害:眼窩疾患、中耳疾患

== 鑑別診断 ==

;脱水:両眼性の眼球陥没や第3眼瞼の突出を示す、縮瞳は認めない。
;前ブドウ膜炎:縮瞳を認める、眼球陥没や第3眼瞼の突出は認めない。
;猫の両側性第3眼瞼突出:縮瞳を認めない。

その他
末梢性前庭疾患と併発していることがある
両側性にホルネル症候群が見られることがある。

参考:J-Vet2013 12月号 /特集 脊椎の救急医療評価と診断
ビューロクラット管理者
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