クリエイティブ・コモンズ・ライセンス北野成昭(キタノナルアキ) 作『獣医志Wiki』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。

差分

カテゴリ:抗生物質

350 バイト追加2015年3月14日 (土) 01:36
/* (2) 作用機序による分類 */
==(2) 作用機序による分類 ==
===細菌の細胞壁の合成を阻害するもの===
・β-ラクタム系(ペニシリン類、セファロスポリン系)ラクタム系抗生物質(ペニシリン類、セファロスポリン系)====[[:Category:ペニシリン系抗生物質]] ========[[:Category:セファロスポリン系抗生物質]] ====
===細胞膜を障害し浸透圧を変え、細胞内成分の露出を起こすもの===
・ポリミキシンB、コリスチン
===細菌のリボゾーム機能を妨げ、蛋白合成の開始を障害するもの===
・テトラサイクリン系、クロラムフェニコール系、マクロライド系
====[[:Category:テトラサイクリン系抗生物質]] ====
====[[:Category:クロラムフェニコール系抗生物質]] ====
====[[:Category:マクロライド系抗生物質]] ====
===細菌のリボゾーム機能を妨げ、蛋白合成の開始を障害し、mRNAがリボゾームの識別範囲を誤読して、異常ポリペプチド鎖を生成させるもの===
・ミノグリコシド系    ==== [[:Category:アミノグリコシド系抗生物質]] ====
===DNA依存性RNAポリメラーゼを阻害し、RNA生合成を阻害するもの===
・リファンピシン
===DNA合成を阻害するもの===
・アクチノマイシンD、マイトマイシンC、ブレオマイシン、シクロフォスファマイド、6-メルカプトプリン
 
==(3) 抗菌スペクトルと菌交代現象 ==
=== 抗菌スペクトル ===
*病原微生物がある化学療法剤に対して抵抗性を示した場合、この微生物は'''耐性を獲得'''したという。
*ある抗生物質に対して耐性を生じた微生物が、構造の類似した他の抗生物質に対しても抵抗性を示すことを'''交差耐性'''という。(交叉耐性とも表記される)
*誘導耐性とはある特定の抗生物質が別の抗生物質の耐性を誘導する事を言う→例)リンコマイシンを使っているときにエリスロマイシンを使うと効果がさがる等'''誘導耐性'''とはある特定の抗生物質が別の抗生物質の耐性を誘導する事を言う→例)リンコマイシンを使っているときにエリスロマイシンを使うと効果がさがる等 
==(5) 化学療法剤の併用の意義 ==
*相乗作用による殺菌力の増強効果
ビューロクラット管理者
2,554
回編集