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熱型
提供: 獣医志Wiki
- 熱型
- 通常解熱薬や抗生物質を用いずに引き起こされる発熱のパターンを示す。
目次
稽留熱(けいりゅうねつ)
日差が1℃以内の持続する高熱 炭疽、牛疫、クルップ性肺炎、インフルエンザ、化膿性肝炎、肺炎、腎炎、オオガタピロプラズマ病、中毒、脳炎
弛緩熱(しかんねつ)
日差が1℃以上で高低の差が明らかである。平熱に戻らない
間歇熱(かんけつねつ)
→間欠熱でも現代ではいいが教科書的にこの表記にあわせましょう
日差が1℃以上。平熱に戻る。文字通り間欠的
回帰熱(かいきねつ)
発熱が反復して発生する。高熱の持続時間は2-3日以上だが発生間隔は一定ではない
一日熱(いちにちねつ)
高熱が頻発するが一日くらいで平熱に戻る
波状熱(はじょうねつ)
長期の不整高熱と微熱が反復する。
不整熱(ふせいねつ)
型のない発熱
虚脱熱(きょだつねつ)
体温が平温以下に下降している
転倒熱(てんとうねつ)
通常のバイオリズムに反して朝の体温より夕刻の体温が高い場合