消化生理学:消化管機能の調節

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消化管の構造

• 消化管：食道、胃、小腸、大腸
• 消化腺：唾液腺、膵臓、肝臓
• 胆嚢

食道

基本的には胃や腸と同様の層状構造を取る。

食道の筋層

ウマ	前部２／３：横紋筋 後部１／３：平滑筋
ブタ ・ ヒト	前部：横紋筋 中部：混合 下部：平滑筋
ウシ	全て横紋筋
ヒツジ・ヤギ	全て横紋筋
イヌ	全て横紋筋
ネコ	前部２／３：横紋筋 後部１／３：平滑筋

消化管壁の構造

消化管平滑筋の神経支配

外来神経

• 迷走神経と骨盤神経
  • 副交感神経でＡＣｈ作動性。壁内に神経節(副交感神経は腸管の内在神経叢にまで節前神経が入って行く。)
  • 仙髄から骨盤神経→大腸、直腸、膀胱、生殖器
• 内臓神経
  • 交感神経でＮｏｒ作動性。
    • 腹腔神経節→肝臓、胃、膵臓、小腸
    • 前(上)腸管膜神経節→大腸、副腎
    • 後(下)腸管膜神経節→大腸、直腸、膀胱、生殖器に分布

内在神経

• 筋層間神経叢（Auervach’s n.p）
• 粘膜下神経叢（Meisner’s n.p）
  • Non*Adrenergic Non*Cholinergic(NANC)神経
  • 伝達物質
    • VIP
    • NO(一酸化窒素)
    • ATP
    • SP(SubstansP)
    • NKA
    • etc