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心因性脱毛症

提供: 獣医志Wiki
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心因性脱毛は精神的な理由により過剰にグルーミングを行うことで起こる。
前肢内側、腹部の尾側、鼡径部によく発生する
本疾患は

  1. 皮膚病と行動学的問題を把握する (基礎疾患の除外をまず行う)
  2. 皮膚病変の改善後、行動治療で回復するかを確認する
  3. 再発が多い

ER対策

病因・病態生理

グルーミングの時間は通常食後&寝る前に行う。特に猫は起ている時間の3 0 - 5 0%グルーミングをしている。ストレスや不安の表現型が外向き(攻撃等)ではなく内向き(自分にむけて)行われる時に結果的に生じている。 これらは強迫行動の結果生じていると考えられている

疫学

柴犬で肢端舐性皮膚炎 アビシニアンでよくみられる

臨床症状

診断

病歴と基礎疾患の除外、毛髪検査

オーナーに聞くべき項目

  1. 動画をとってもらう。問題を起こす前後の出来事を詳細に聞く
  2. 誘発させている因子に心当たりがないかと家族構成(関係性も含めて場所,人,動物の確認)
  3. その行動を起こす直前の周りの人もしくは動物の行動
  4. 行動の持続時間と頻度
  5. 行動を止めたり、妨害することは可能か

尿検査

血液検査

画像検査

エックス線

エコー

CT・MRI

治療

関連疾患