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大気の衛生

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[[Category:環境衛生学]]

== 大気の組成(地上から高さ約80kmまでの大気組成) ==
|成分|容積比(%)|
|N2|78.088|
|Ne|0.00181|
|O2|20.949|
|He|0.00052|
|Ar|0.934|
|CO2|0.035|

== 温度環境 ==
=== 1)気温:空気温度 ===
*気温の単位…摂氏(℃) 華氏(F) 絶対温度(K)
*温度計 …液体温度計(水銀温度計、アルコール温度計)
**気体温度計
**自気温度計
=== 2)気湿(湿度):大気の湿度 ===
*湿度の単位…一般に相対湿度、絶対温度
**相対湿度(R)=(e/E)×100
***e:水蒸気量 E:飽和水蒸気量
**絶対温度…空気1m3中の水蒸気量(g)
***気湿測定…アウグスト乾湿計
***簡易乾球湿度計
***アスマン通風乾湿度計
***毛髪湿度計(ポリメーター)
=== 3)気動 ===
室内空気の流れを気動といい、大気の動きを気流という。気動や気流は気温が体温以下のときには体からの放熱や蒸発を促進し、気温が体温以上のときには体熱の蓄積を促進するので、温度感覚に影響を与える重要な因子の1つである。室内の空気の流れは「カタ温度計」(カタ寒暖計)を用いる。
=== 4)幅射 ===
輻射は放射(radiation)ともいい電磁波を放出するが、熱放射の本体は赤外線であって皮膚に温感を与える。強い赤外線は、熱中症など人体に障害を及ぼす。
=== 5)感覚温度 ===
人体を取り巻く環境の温熱条件は温度、気流、熱輻射などの諸条件によって規定されている。しかし物理的尺度に準拠はしているが、人体の温熱感覚によって評価され、生理的尺度とみなされているものがある。それを感覚温度(effective temperature ;ET)という。
*カタ寒暖計:室内の微気流を測定するために用いられる温度計。
*黒球温度計:輻射熱による影響を測定する温度計。
*乾球温度:乾湿計の2つの温度計のうち、温度計で測った温度。
*湿球温度:一定気圧下の湿度の飽和状態における湿度。
=== 6)不快指数(discomfort index ;DI) ===
不快指数は温熱指標の1つであり、アスマン通風乾湿度計の読取り値から、以下の式によって導かれる。
*不快指数=0.72(乾球温度t℃+湿球温度t℃)
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