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メトロニダゾール

503 バイト追加2017年6月18日 (日) 07:32
[[Category:核酸合成阻害性抗生物質]]
[[Category:抗原虫作用]]
本薬剤は嫌気性菌に対して有効である。なお肝不全にメトロニダゾールを投与するのは高アンモニア血症などで嫌気性菌を押さるために投与される。
== 薬品名 ==
メトロニダゾール
*トリコモナス
*大腸バランチジウム.
*肝性脳症肝性脳症→肝不全
**ラクツロースを併用推奨
*(バベシア)→プロトコールが確立されていない
微生物内でニトロ還元酵素系の反応により還元され ニトロソ化合物 (R-NO)に変化し、 このR-NO が殺菌作用を示す。
=== 炎症性結直腸ポリープ(ICRP) ===
東京大学獣医内科学教室の報告によるとダックスのICRPの錠剤細菌叢が変動し、短鎖脂肪 酸(SCFA)産生菌が減少している傾向にある報告がある。
短鎖脂肪酸(SCFA)産生菌が減少することで
*腸上皮への栄養供給
*腸の運動性の維持
*抗炎症作用
の上記が低下すると言う事が考えられている。本薬剤によりSCFA産生菌が増えるのではないかと言う報告がある
;SCFA産生菌:Bifidobacterium や Lactobacillales など
== 薬用量 ==
{| class="wikitable"
== その他 ==
*昔の報告で免疫調整機能があることが報告されているが、後追い研究の結果を見ている限り免疫調整機能はあるように思えない。結論として免疫調整機能はないと考えられている。
**今現在国内の専門誌にも免疫調整があるため炎症性の消化器疾患でステロイドと併用すると言う記載が散見される。おそらく過去の報告を参照しながら記事を書いているため混乱が生じていると思われます。
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