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マレック病

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病名

原因

伝播・疫学

症状(臨床・病理)

診断・類症鑑別

予防・治療

重要事項

その他メモ

和名:

マレック病

和名:

ヘルペスウイルス科アルファヘルペスウイルス亜科マルディバイラス

感染様式:

感染性のウイルスが羽包上皮で増殖→羽毛・フケ→気道感染

若齢鶏{一ヶ月齢以降}に多い(白血病は成鶏に多発する)

体内の細胞では増殖せず外に出てくるウイルスは羽包上皮でのみ増殖されている

臨床:

古典的マレック病(慢性経過)と急性型

診断:

リンパ腫(大小不同のリンパ様細胞→Tcellも含まれる)

末梢神経腫大

羽包上皮の核内封入体

初生雛に生ワクチン→(血清1型弱毒株、血清2型株、血清3型七面鳥ヘルペスウイルス)

病原・血清診断は価値がない

予防:

特徴:発症防御を実施。感染防御はしない。


血清型は1~3

1→弱毒株、強毒株

2→非腫瘍性原性株

3七面鳥ヘルペスウイルス(抗原性が似ている)

世界:

急性:

急死

主に内蔵のリンパ腫(T cell)→免疫抑制(初期)

末梢神経腫大(腫瘍性増大or変性orネクローシス)

日本:

古典的マレック病(慢性):

慢性経過

3~5ヶ月齢で多発

末梢神経の腫大→脚麻痺、翼下垂、斜頸、皮膚の結節性病変

血清学的診断:

英名:

Marek's disease

英名:

Herpesviridae

Alphaherpesvirinae

Mardivirus

宿主:

病理:

類症鑑別:

鶏リンパ性白血病→Bリンパ芽球が腫瘍化

治療: