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ピルビン酸キナーゼ欠乏症

577 バイト追加2014年12月14日 (日) 19:10
[[Category:貧血]]
;ピルビン酸キナーゼ(PK)欠乏症:RBCは解糖系でATPをゲットするが、PK欠乏でエネルギーの確保ができず溶血が起こる。常染色体劣性遺伝する。
*猫だと[[ソマリ]]や[[シャム]]に好発に好発。遺伝的なのだがDNAスプライシングのミスによってPK活性が低下して発症。有棘赤血球、連銭赤血球*犬はどの犬種でも起こりうるだろう*犬も猫も慢性的貧血状態であるためオーナーが病気に気付いていないケースがある。*塗抹上では有棘赤血球、連銭赤血球が見られる(別に特異的ではないんだが)*貧血、骨硬化症、骨髄線維症が同時に起こっているときに本症を疑う**猫は骨硬化症起こらない
;骨髄線維症:「骨髄中の線維芽細胞・骨芽細胞」が慢性刺激で増殖、骨髄腔内繊維様置換、造血系、前駆細胞と入れ替わる(FeLV、ピルビン酸キナーゼ欠乏症)
 
== 治療 ==
;犬:脾摘と骨髄移植
;猫:脾摘が貧血の程度を改善することがある
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