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トロピカミド

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本項目ではトロピカミドトロピカミド・塩酸フェニレフリンを一緒に解説する。ミドリンMとミドリンPがあるので一緒に扱っています。 またフェニレフリンのアドレナリン作動薬としての位置づけは下の表参考に

薬品名と商品名

薬品名 商品名
トロピカミド(Tropicamide) ミドリンM
塩酸フェニレフリン(Phenylephrine) ネオシネジン
トロピカミド・塩酸フェニレフリン ミドリンP
サンドールP

適応

  • 検査のための散瞳剤
  • ホルネル症候群の病変部位の診断
    • 節後性:20分で散瞳
    • 節前性:40分で散瞳

薬の作用機序

フェニレフリンはアドレナリン作動→交感神経 トロピカミドはM3受容体遮断→間接的に交感神経優位

薬用量

一回1~2滴

動物種 薬用量 注意項目
mg/kg
mg/kg
mg/kg
  • 動物種ごと
    • 各動物種の補足事項

注意事項

  • 動物種ごとに分けずに記載
  • 特定の動物種や品種におこる事象はその種類を( )で記載

毒性

代謝

その他


agonist

antagonist

α


ノルエピネフリン

フェントラミン 

フェノキシベンザミン

α1

Gq

フェニレフリン

プラゾシン

α2

Gi

クロニジン 

キシラジン

ヨヒンビン

β


イソプロテレノール

プロプラノロール

β1

Gs

ドパミン 

ドブタミン

メトプロロール

β2

Gs

サルブタモール

クレンブテロール

テルブタリン

ブトキサミン