シメチジン
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薬品名
商品名
適応
- 肉眼的病変を伴う肥満細胞腫
- 尿毒症→メトクロプラミドも一緒に
薬の作用機序
- H2受容体をブロックして胃酸分泌の抑制→胃潰蕩、 嘔吐の抑制(迷走神経やガストリンによる胃酸の分泌も低下させる)
- トリメトプリムとシメチジンは近位尿細管でクレアチニンの分泌抑制を起こすため検査時にCrの低下を一概に判断してはいけない
- 免疫学的機序により血小板減少症を引き起こさせる場合がある
薬用量
動物種 |
薬用量 |
注意項目
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犬 |
5-10mg/kg |
…
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猫 |
5-10mg/kg |
…
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鳥 |
4.5-7.5 mg/50 mL d.w. |
…
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爬虫類 |
4mg/kg,BID-TID |
…
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ハリネズミ類 |
10mg/kg,TID |
…
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齧歯類 |
5-10mg/kgTID-QID |
…
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うさぎ |
5-10mg/kg BID-TID |
…
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フェレット |
5-10 mg/kg,TID |
…
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- ボーラスすると一過性に不整脈が発生することが希によくある
注意事項・副作用
- 動物種ごとに分けずに記載
- 特定の動物種や品種におこる事象はその種類を( )で記載
毒性
- 人においては全身性の筋骨格痛の原因となる
- どうぶつではペニシラミンとシメチジンは多発性筋炎の原因であることが報告されている
- 腎不全のラットで大量投与で痙攀が確認されている→GABA抑制しているからと考えられているが結論はでていない
代謝
その他
- テストステロンを減少させる
- P450を抑制するがラニチジン(ザンタック)、ファモチジン(ガスター)にはその様な副作用はない
- P450はシメチジンによりCYPヘムの結合ができなくなる→イミダゾール骨格をもつ薬剤(シメチジン , ケトコナゾール. ミコナゾールなど)
最終更新: 2017年5月21日 (日) 19:11