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カテゴリ:糖尿病

1,316 バイト追加2017年10月17日 (火) 03:52
/* ソモギ効果 */
糖尿病では毛細血管が障害をうけ内腔が細くなっていたり、小さい瘤にような変化をきたしたり血管の壁に特殊な物質が沈着したりしている。これらの変化を総称してミクロアンギオパシーという。
=== ソモギ効果 ===
*<65mg/dlの後にみられるエピネフリンやグルカゴンの分泌によって生じる24~72時間持続する高血糖。この時、インスリンが足りないと勘違いして投与量を増やすと、さらなるソモギ効果が生じる(悪循環)ため、前日と同量のインスリンを投与したのに血糖値が下がらない場合や、翌朝の極端に上昇した血糖値が認められた場合、インスリンの投与量を10~25%減量する。dlの後にみられるエピネフリンやグルカゴンの分泌によって生じる'''24~72時間'''持続する高血糖。この時、インスリンが足りないと勘違いして投与量を増やすと、さらなるソモギ効果が生じる(悪循環)ため、前日と同量のインスリンを投与したのに血糖値が下がらない場合や、翌朝の極端に上昇した血糖値が認められた場合、インスリンの投与量を10~25%減量する。*上記の内容の見方をかえるとインスリンの作用時間が短縮してしまうと捉えた方がはやいかもしれない*人のソモギと動物の定義は一緒だが、厳密には症状が若干異なる。人と違いあまり低血糖の症状が起こさない。ソモギー効果をもつ動物(特に猫)は一般的に状態の良い時と悪い時の差が大きい特徴をもつ→と言う事を意識して若手の先生は症例を見てください、僕の言っている意味が分かると思います。*高血糖である時それはソモギー効果が起きているのではないかを血糖値曲線で確認する必要がある。*ソモギ反応が引き起こされる用量は低用量でも高用量でも引き起こされる。→過剰用量で引き起こされると教科書的に記載されているが、論文報告上低用量でも起こる。一般的にインスリンの過剰で引き起こされるケースが多いので間違えではないが、本質的な理解ではない。*ソモギの確認にはインスリン注射をして低血糖後高血糖が引き起こされている事を確認する。ただ糖尿病誘発ホルモンがインスリン抵抗性を引き起こしている場合確認が困難になる
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