クリエイティブ・コモンズ・ライセンス北野成昭(キタノナルアキ) 作『獣医志Wiki』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。

カテゴリ:プリオン病

提供: 獣医志Wiki
移動: 案内検索

牛の臨床.pdf(439/738ページ)

プリオン
蛋白質だけの微小増殖性病原体。スローウイルスとも呼ばれていた発現が徐々にひきおこされるから、要するに遅発性感染である。 核酸を持たないのに病原性を持つ。スタレイピーのプリオンは PrPsc と記載。
SAF(スクレイピー随伴線維)
スクレイピーになるとみられる PrPsc を含むアミロイド。
伝達性海綿状脳症
transmis sible spongiform encephalopathy (TSE)
  • 1982年Prusinerによりプリオンタンパク質遺伝子 (ヒトで20番、ウシで13番染色体)の産生する正常 プリオンタンパク質(PrPc)の立体構造が変化した 異常プリオンタンパク質(PrPsc)が病原体と提唱。
  • 人に疫学的にスクレイピーが羊→人は証明されていないがBSEが感染したことによりCJDが発生したという歴史的な流れは知っておくといいかもしれません。

海綿状脳症一覧

我が国ではスクレイピーと海綿状脳症が法定伝染病にしていされている。

  • 孤発性
    • クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD) →人
    • 新型クロイツフェルト・ヤコブ病(ヒト)
  • 遺伝性プリオン病→人
    • 家族性CJD
    • 致死性家族性不眠症(FFI) →人
    • ゲルストマン・ストロイスラー・シャイン カー症侯群(GSS)(ヒト)
  • 感染性プリオン病
    • クールー(ヒト) →食人風習により。

ヒト以外(定義によるが)

  • スクレイピー(ヒツジ,ヤギ)
  • ミンクのスクレイピー(ミンク)
  • ウシ海線状脳症(ウシ)
  • 伝染性ミンク脳症(ミンク)
  • 慢性消耗疾患(ミュール鹿,エルク)
  • ネコ海綿状脳症(ネコ,ネコ科動物) 動物園有蹄類海綿状脳症(動物園飼育有蹄類)

カテゴリ「プリオン病」にあるページ

このカテゴリには以下のページのみが含まれています。