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カテゴリ:キレート剤
提供: 獣医志Wiki
本国大学教育における排泄薬理の最低限の知識
薬の腎からの排泄
- 尿pH
- 酸性物質:pH低いほど再吸収されやすい→尿pHをアルカリ化することで排泄されやすくなる
- 塩基性物質:pH高いほど再吸収されやすい→尿pHを酸性化することで排泄されやすくなる
- 例
- サリチル酸中毒 → 重曹
- アンフェタミン中毒 → 塩化アンモニウム(アンフェタミンやメタンフェタミン中毒になる動物は本国でかなりレアだと思います。どうでもいい情報ですが、薬局の風邪薬で昔自作できた様で、アメリカでは成分の見直しをしています)
臨床の現場に出くわしそうな薬物の拮抗薬やキレート効果
- シアン化合物
- チオ硫酸Na
- モルヒネ
- ナロキソン
- 有機リン中毒
- PAM
- ワルファリン
- ビタミンK
- CRF のリン酸塩
- 水酸化アルミニウム
重金属に対するキレート剤
野生動物を保護する機会がある方はぜひ把握しておいてください。
- 捕捉
涙染色症候群治療用点眼薬 - 特開2002-68978 | j-tokkyo |