クリエイティブ・コモンズ・ライセンス北野成昭(キタノナルアキ) 作『獣医志Wiki』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。

差分

エフェドリン

948 バイト追加2016年1月28日 (木) 04:07
/* その他 */
*
== 適応 ==
*気管支拡張をさせる時*術中の低血圧の時尿失禁*尿失禁→αアドレナリン作動薬として。でも実際はフェニルプロパノールアミン(PPA)が使われる 
== 薬の作用機序 ==
β作動→αおよびβアドレナリン受容体アゴニスト→内因性ノルエピネフリンの放出を誘導
! 動物種 !! 薬用量 !! 注意項目
|-
| 犬 || 1-2mg/kg BID-TID ||術中に0.2 mg/kg IVでボーラス投与して血圧を上げることができる。(カテコラミンはボーラスできないよね)<br />5-15mg/kg POで気管支拡張
|-
| 猫 || 2-5 mg/kgBID-TID|| 術中に0.2 mg/kg IVでいいと思うが、0.025mg/Kgでも効いてる模様。<br />2-5mg/kg POで気管支拡張
|-
| … || mg/kg|| …
**NSAIDs,三環系抗うつ薬で高血圧が起こることがある
**シクロスポリンで不整脈が起こることがある
*高血圧VS低血圧
**エフェドリンは低用量でβ2受容体作用のほうが優位になり末梢血管抵抗が下がるため低血圧になる
*頻度不明の心室細動,心室頻拍,冠れん縮等があり低用量からの使用を推奨する
== 毒性 ==
== 代謝 ==
== その他 ==
*収縮期圧 < 80 mmHgもしくは平均血圧 < 60 mmHgでは脳への還流が低下する、腎臓では平均血圧 < 80 mmHg以下になると還流量が低下する。これは術中の麻酔管理や術後のDIC対策においてとても大切です。*アトロピンと併用して術中使用可能か?→個人的に問題を感じたこと無し--[[利用者:Geshtalt|Geshtalt]] ([[利用者・トーク:Geshtalt|トーク]]) 2016年1月28日 (木) 12:56 (JST)*エフェドリン使用により理論的に内因性ノルエピネフリンとαアドレナリン受容体刺激で脾臓が収縮し、末梢血管内の結球数が増加することが考えられる。→個人的にこのメリットを体感できなかった
ビューロクラット管理者
2,554
回編集