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「アグレプリストン」の版間の差分

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*食欲不振(25%)、興奮(23%)、うつ病(21%)、および下痢(13%)
 
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**黄体退行させる薬をなるべく併用しない
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== 毒性 ==
 
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2018年2月8日 (木) 14:11時点における最新版


5799918304_dd022a67e4_n.jpg Nottingham Vet School on Flickr

薬品名

アグレプリストン(英:AGLEPRISTONE)

商品名

  • アリジン®Alizine

適応

  • 避妊
  • 堕胎
  • 子宮蓄膿症(主に開放性だが閉鎖性にも使える)

薬の作用機序

  • プロジェステロン拮抗薬
  • プロジェステロンに拮抗するということは
    • 子宮内が黄体期から脱する
    • 細菌の増殖を抑制する
    • プロジェステロン支配下の子宮頚管を弛緩させる
ちなみにプロスタグランジンは黄体を退行させる

薬用量

動物種 薬用量 注意項目
妊娠を停止させる:10mg/kg
分娩誘起:15mg/kg
開放性子宮蓄膿症:10mg/kg SCを1.2.7.14日目に投与する
閉鎖性子宮蓄膿症:6mg/kg→初日はBIDで、2,3,4日目にSIDで
妊娠を停止させる:15mg/kgSC 24時間後に同容量SC
mg/kg
mg/kg

妊娠を停止させる場合は胎齢45日まで

  • 動物種ごと
    • 各動物種の補足事項

注意事項

  • 食欲不振(25%)、興奮(23%)、うつ病(21%)、および下痢(13%)
  • 相互作用
    • 黄体退行させる薬をなるべく併用しない
    • 併用する場合は半量で開始する

毒性

代謝

その他

Virbac (UK) Limited - Alizin

  • 開放性の子宮蓄膿症には有効であるが再発することをよく理解してもらう。
  • 閉鎖性の子宮蓄膿症にも2-4割位の症例で改善する(体感)
  • PGF2α療法に有利な点→黄体を退行させるので治療期間中に黄体期に逆戻りがあまりない

アリジン (サンエイ アメリカ)