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人の医療でクリンダマイシン、リンコマイシン、アンピシリンは投与後に菌交代現象がおこり、クロストリジウム等が異常に増殖し、偽膜性腸炎をおこす頻度がほかの抗生物質より高いと言われているので注意しておいたほうが良い。なお小動物臨床で報告される事は少ないが、報告していないか気付いていない事もあるかもしれない。 | 人の医療でクリンダマイシン、リンコマイシン、アンピシリンは投与後に菌交代現象がおこり、クロストリジウム等が異常に増殖し、偽膜性腸炎をおこす頻度がほかの抗生物質より高いと言われているので注意しておいたほうが良い。なお小動物臨床で報告される事は少ないが、報告していないか気付いていない事もあるかもしれない。 |
2015年3月14日 (土) 03:46時点における版
マクロライド系として分類されることもある。グラム陽性菌と嫌気性菌に有効。グラム陰性菌に抗菌活性を示さない。
- 抗菌作用はリンコマイシン<クリンダマイシン
耐性
マクロライド系抗菌薬はリンコマイシンに対して部分交差耐性を示す。つまりマクロライド系抗菌薬はリンコマイシンの代替にならない。 リンコマイシンとクリンダマイシンは完全な交差耐性を示す。
適応
好気性菌・嫌気性菌が混在するような疾病→腸管吻合など
作用機序
50S粒子に結合し、蛋白合成を阻害する。 細菌のリボソーム(30Sと50S)のうち50Sサブユニットに結合してペプチド転位を阻害する。→つまり蛋白質できない
偽膜性腸炎(偽膜性大腸炎)
人の医療でクリンダマイシン、リンコマイシン、アンピシリンは投与後に菌交代現象がおこり、クロストリジウム等が異常に増殖し、偽膜性腸炎をおこす頻度がほかの抗生物質より高いと言われているので注意しておいたほうが良い。なお小動物臨床で報告される事は少ないが、報告していないか気付いていない事もあるかもしれない。